1冊で全てわかる 角交換四間飛車 感想
1冊で全てわかる角交換四間飛車
その狙いと対策
著者:大石 直嗣
https://book.mynavi.jp/shogi/products/detail/id=77437
この本、(3ヶ月前に)買いました。
色々な角交換四間飛車、又は対策本がある中でどれにしようか迷いましたが、′現代の指し方′という目次に興味をそそられました。
以下が目次となります。
第1章 矢倉編
1.△2二銀型
2.△2二銀型(居飛車側の対策)
3.△3二銀型
4.△3二銀型(居飛車側の対策)
第2章 銀冠編
1.△2二飛型
2.△2二飛型(居飛車側の対策)
第3章 穴熊編
1.9筋の心理戦
2.相穴熊
3.▲9五歩型(矢倉編)
4.▲9五歩の位(銀冠編)
第4章 実践編
となっています。
私は矢倉も銀冠も両方使いますので、得した気分です。
◆構成に関して
・各章ごとに、おさらいとポイントがあるところ。言語化されているので、そこの部分を読むだけでも、効果あり。
・角交換四間飛車が後手番であるということ。(居飛車側は全て先手)
→特に不満なし。ただアマチュアでは角交換党が多数いて、先手番でも指してくる。
・どちらかというと振り飛車目線の解説が(ページ数として)多い。
一部棋書の内容を!!
第1章 矢倉編、居飛車側の対策について。
ポイントは右銀を逆側へ持っていくこと!
そのために居飛車(先手)は、
・飛車先は▲2六歩で保留すること
・▲7五歩と早い段階で位を取ること
→相手が美濃囲いを完成させた段階での手順が示されていました。(実践で使う前に、位に反発してくる形を研究しておかなければ・・・)
・8筋も位を取り、玉頭戦で勝つ!
◎まとめ
最新の対策だったり指し方を取り入れている印象です。(序盤の超基本の考え方は別の棋書補完する必要あり)
位を取りたい方、又は銀冠を組みたい方は特にオススメ本です。