将棋の棋力向上へ〜山登りのように一歩一歩〜

将棋の棋力向上を目指したブログです。基本的には日々のメモ、目標を書いていきたいと思います。

2018.2 A級ラス前 渡辺ー久保戦

◎本日の棋譜並べ 

A級最終戦前の振り返りということで、ラス前の棋譜を並べていきます。

まずは渡辺−久保戦。両者の対戦成績は渡辺15勝、久保14勝ですので全くの互角です。

渡辺先生は堅さ&序盤戦略、久保先生は捌き&粘りというイメージですね。

 

◆対局情報◆

開始日時:2018/02/01 10:00:00
終了日時:2018/02/01 23:55:00
棋戦:順位戦
場所:関西将棋会館
手合割:平手
先手:渡辺 明 棋王
後手:久保利明 王将
戦型:四間飛車

 

◆序盤◆

居飛車左美濃~銀冠

△角交換四間飛車~向かい飛車ー銀冠

序盤の駆け引きからお互い手損のない角交換となり、先手は角を打ち直しました。

(この局面後、後手も角を打ちます)

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◆中盤◆

△7五歩(下図)

△5八角と打ったあとの構想やいかに

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▲同歩△7六歩▲同銀と進み、

△5六飛(下図)

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派手な手が出ました!

▲同金に△7六角成と駒損ながら先手玉の裏から攻める考えだと思われます。8七の地点が空いていて駒をぶち込むスペースもあるので。

 

以下進んで、

△9六桂(下図)

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とし、以下▲同香△9七銀▲7九玉△9六馬と進み、馬が生還しました。

この図面で桂馬を取らない手(▲7九玉)が自分の中で第一感でした。そうしたら馬、逃げ場ない!

と思ったけど、(△5五歩と角を取って△5七角の王手金取りがあるので)不成立かと盤面動かして一人納得できました。

 

 

 

◆最終盤◆

▲1一龍と、後手に手番が回りました。

次の一手で先手の渡辺先生の投了となりました。

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詰みか必至か、自玉も含めてなど次回の記事に投稿したいと思います。

 

それにしても久保王将強いなあ。粘る手、捌く手、勝負手、すべてに関心させられます。