将棋の棋力向上へ〜山登りのように一歩一歩〜

将棋の棋力向上を目指したブログです。基本的には日々のメモ、目標を書いていきたいと思います。

居飛車党vs振り飛車党頂上決戦(2)


棋譜データベースさんより
◆対局情報◆

https://t.co/OkzmTjDEJ5
羽生善治vs久保利明
第26期棋王戦五番勝負第4局
2001年3月19日


◆序盤◆

居飛車 左美濃

振り飛車 四間飛車+美濃囲い

羽生先生の角道を止めた左美濃に対して、久保先生は3、4筋の位を取った四間飛車になりました。立石流のような形をしていて、個人的によく対策が分からない形です。

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◆中盤◆

・方針を決める

▲7五歩

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大駒を捌きあってひと段落しました。後手は飛車を打ち下ろすか、角のラインを活かすかなどの方針がたてられそう。先手はどうするんだろうと思っていたら、筋中の筋のコビンを狙っていく方針でした。 

 

・受けの手筋

△8八金からの・・・

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▲7九金!!

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このような手を指せたらしびれそう!

上の局面では△7八飛成までの詰めろだけど、一歩引いて攻めを遅らせるみたいです。実践では手に乗って上部へ王様が逃げていきました。

 


◆最終盤◆

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この後王手が続いて久保先生の投了。羽生先生の勝ちとなりました。王様の距離感!

1990年に南先生から奪取し、これが11期獲得の対局だったみたいです。

 

良ければまたこの後の詰みを考えてみてはいかがでしょうか?


詰め手順は後々記事として書く予定です!
他にも棋譜の感想等ありましたらコメントどんどんしてください!!

 

 

※続編あり