嬉野流について(2)
嬉野流はいろんな戦型と戦えるとコメントをいただきました。
確かに居飛車の棒銀で一直線で攻めてくる人もいれば、美濃囲いを発展させて攻めを誘ってくる振り飛車党もいます。対策は色々あって、でも決定的なものもなくまさに”力戦”という将棋を指せます。
またまた嬉野流の知識を足していくと色んな戦法とリンクしていることが分かりました。
◾️居飛車
・角を転換しこちらの飛車のコビンを狙ってくる相手に対し、カニカニ銀で構える
⇄本家カニカニ銀、屋敷流二枚銀
・控えた歩(88歩)を見て後手が端攻めを狙う相手に対し、金銀を盛り上がって左辺を制圧する指し方(奇襲研究所に載っています)
⇄駒落ち、銀多伝
・その他
◾️振り飛車
⇄鳥刺し、駒落ち
・速攻で5筋の歩を交換してくる中飛車に対してこちらも飛車を転換し対抗する
こう書いていると、定跡一辺倒(今も定跡書は好きですが)だった頃には嫌だなと思っていた戦法ばかりです。こういった知識を持ちつつ、嬉野流の楽しさを追求できたらより良いのかなとメモしました。