将棋の棋力向上へ〜山登りのように一歩一歩〜

将棋の棋力向上を目指したブログです。基本的には日々のメモ、目標を書いていきたいと思います。

2017.4月第2週 2分割にする

先週までの習慣目標を振り返って見ると、たくさんの事をやってきたし目標に立てているなと感じました。

やった分だけ成長出来るだろうと思いますが、今週から少しテーマを変えることにしました。

まずは将棋をする、ということについて2分割します。

勝つための勉強

楽しむための勉強

 

自分の中でメリハリをつけてみようということです。例えば前回の記事では将棋世界を読むということについて触れましたが、これはどちらかというと、将棋の世界を知る→楽しむに分類されるのではないかと思いました。

しかし実際に対局をする際には使わない戦型、定跡がほとんどで即戦力という訳にはいきません。

以下に概略を書いてみました。

 

 

勝つための勉強について

やる事を限定する!!

自分が使う戦型や弱点を補う勉強など今必要と思うものをターゲットにします。

それに加えて時間制限をつける。この日は30分、予定のない日は90分など。短期集中が狙い。塾でいう夏期講座のようなイメージをしてみました。

 

楽しむための勉強について

勝つための勉強に対して、こちらはフリーです。塾の通常授業、大学の選択授業などのイメージです。なにかを目標としてではなく棋力向上を目的として。

例えばYouTube の実況動画を見る、他の方の研究手順を見る、パソコンソフトに棋譜や定跡を入力する、指定戦型以外の棋譜並べなど・・・

時間制限はかけず、やれる時又はやりたい時に好きなだけといった感じに。

 

 ということで考え方を変えただけでやる事は変わりませんが、整理して勉強に取り組みたいと思います。

 

 

2017.4月第2週 目標

■勝つための勉強

・奇襲研究所〜嬉野流〜

・寄せの手筋200

一冊の定跡本と、一冊の終盤本。シンプルにシンプルに・・・

 

■楽しむための勉強

その他いろいろ。内容は決めないが、やったことはノートに記入する。

 

 

 

 

〜目標達成への予定(2017.4.10更新)〜

▪️2016.12

棋譜並べスタート

▪️2017.3

詰将棋スタート3/9〜

詰将棋週間終了

駒落ちスタート 3/27〜 

嬉野流勉強スタート4/1〜

 

▪️2017.4

必至スタート4/10〜  new!

 

■2017.◯

対局100番勝負(予定)

▪️2017.9

ネット将棋目標達成!

 

 

 

次の一手 (5) 答えあわせ

将棋世界の他の問題も説いている途中ですが、こういう一つ一つのコラムを考えて読んだらそれだけで強くなっちゃいそうだと思うのですが、行動が伴いません。

まあでも好きな記事から少しでもやることが大事なのかなと自己暗示。

 

再掲します!

f:id:sal0112:20170409233527j:image

 

前回も書いたのですが、テーマ図は

 「デビュー6連勝、16歳の羽生四段が食らった大技」

でした。先手番が羽生四段(当時)、後手番は関六段です。

 

このタイトルを見て、逆算で派手な手なんだろうと思ってしまいました。笑

しかし、いつも通り形勢判断をしたいなと思います。

 

■手番

後手

 

■駒の損得

先手は桂を 、後手は銀で、後手駒得。しかしと金がある事を踏まえると、先手桂得くらいにはなると思う

 

■玉の堅さ

先手は玉の周りに金駒が2枚、後手は3枚(やや上ずっているが、玉頭が手厚い)

やや後手堅し

 

■駒の働き

先手の方が角が働いていること、また手番が先手ならと金で銀を取ることが出来る。後手は76に歩の拠点がある、玉頭が手厚いことが挙げられる。

 

■次の一手考察

玉形からやや後手良しかなと思います。

駒の働きから考えるとおそらく△64銀が主役。また先手の玉頭が狙い筋なので角を働かせる必要がある。なので角のラインから銀を退かしたい。

 

■次の一手予想

△55銀

以下▲同歩△86角でどうかなと。

もっと読みたいですが、何故か根拠のない自信があります。

 

 

 

 

棋士の見解、解答

※詳しいものは将棋世界に記載されていますので、個人的な解釈を入れつつ簡単に紹介したいと思います。

 

・郷田九段

最初は△66歩。よく見ると△55銀。後手優勢。

・鈴木九段

第一感は△55銀。形勢は後手やや良し。最終的な読みでは△66歩。

・行方八段

55銀があるように見える。さすがに後手良し。

・木村八段

55銀ではないかな?後手良し。

・糸谷八段

55銀でしょう。後手良し。

・永瀬六段

55銀しか見えません。後手勝勢。

 

 

ということで実践も△55銀と進んだようです。

一番本線と考えられた筋は、以下▲同歩△86飛▲87歩△77歩成▲同金寄△46飛でした。

間接十字飛車ですね。ここまでは正直見えてなかったです。 綺麗な大技を勉強することができました。

この手筋は相振り飛車を勉強してた時に見たことがありました。また棋士の形勢判断も少しずつ違うことも面白かったです。

 

 

■まとめ

・と金を相手にしない

・十字飛車を狙う

 

次の一手 (5) 将棋世界2017.5月号

将棋世界の発売日はいつも楽しみにしているのですが、いざ手元にしてみると持て余していることが結構あるなと感じているこの頃・・・

基本的には読み物が好きなので、観戦記の文章部分をサラサラと、コラムやインタビューを一通り読んで、それから頭が冴えている時に戦法や棋譜を見ています。

 

ブログで次の一手というコーナーをつくり、基本的には自身の棋力より1.2段上の方の棋譜を考えるようにしてきました。今回は将棋世界の中でも好きな連載である

イメージと読みの将棋観・II

より、勉強出来たらと思っています。

 

ちなみに現在のイメ読み(以下略)の参加者は、郷田、鈴木大、行方、木村、糸谷、永瀬先生方というラインナップ!

個人的なイメージでは受けの色が強い棋士が割合多いのですが、どの先生も個性があって素晴らしいですよね。

 

以下局面図からどう指すかとのことです。

 後手の手番でどう指しますか。形勢をどう見ますか。

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ヒントもありました。

テーマのタイトルが個人的には読みを裏付けてくれました。

 

 

 

 

テーマ

「デビュー6連勝、16歳の羽生四段が食らった大技」

 

嬉野流について (3) 奇襲研究所〜嬉野流編〜目次1/3

定跡書を読む上で意識していることがあります。まずはこの記事を紹介します。

http://cixous5.hatenablog.com/entry/2016/08/17/115947

将棋を言語化すること、自分なりの目次を作成することを推奨しています。

これを参考に

奇襲研究所 〜嬉野流編〜

天野貴元著

を自分なりに言語化してみます。

 

 

まずはこの本の目次から

第1章   vs.居飛車

−第1節  基本戦略     1.2.3

  −第2節  飛車先交換型    4.5

    −第3節  飛車先不交換型    6.7.8.9

 

第2章   vs.振り飛車

−第1節   vs.中飛車    10.11

  −第2節   vs.四間飛車    12

    −第3節    vs.三間飛車    13 

       −第4節 vs.向かい飛車    14

 

1〜14と数字を振りましたが、これは著書の中で嬉野流側が有利になる進行を14パターンに区分してみました。

今回は1〜5について書いてみたいと思います。

 

 

1.飛車先の歩を交換してから棒銀で攻めてくるパターン。銀を攻めに使うと思いきやバックして飛車先突破を防ぐ。f:id:sal0112:20170408001009j:image

 

 

2.角を転換して飛車のラインを狙ってくるパターン。まずは角をぶつけて交換する。さらに銀交換まで狙う。後手の角打ちに自陣角で対抗し、攻めはと金と成駒で寄せきる。f:id:sal0112:20170408001026j:image

 

 

3.土下座の歩を見て四段目で飛車を下げないパターン。5筋の歩を犠牲に銀を繰り出す。カニカニ銀の形をつくり、角・銀総交換を狙う。終盤は我が道を行き、交換した角・銀を使って詰みを狙う。 f:id:sal0112:20170408001036j:image

 

 

4.飛車先の歩を交換してから端を狙ってくるパターン。端への垂らしには金を上がって端突破を封じる。そのまま左辺を金・銀スクラム(著書ではテトリスと表現)で入玉を狙う。 f:id:sal0112:20170408001041j:image

 

 

5.飛車先の歩を交換し飛車を引き下げ、銀対抗の形を作ってくるパターン。角の転換を狙われているので、カニカニ銀出動。飛車を5筋へ、角も狙いのラインを変え、5筋に歩を叩いて玉周りを剥がしていく。 f:id:sal0112:20170408001046j:image

 

 

次回はvs.居飛車 6〜9のパターンを言語化していきたいと思います。

嬉野流について(2)

嬉野流はいろんな戦型と戦えるとコメントをいただきました。

確かに居飛車棒銀で一直線で攻めてくる人もいれば、美濃囲いを発展させて攻めを誘ってくる振り飛車党もいます。対策は色々あって、でも決定的なものもなくまさに”力戦”という将棋を指せます。

 

またまた嬉野流の知識を足していくと色んな戦法とリンクしていることが分かりました。

 

◾️居飛車

・角を転換しこちらの飛車のコビンを狙ってくる相手に対し、カニカニ銀で構える

⇄本家カニカニ銀、屋敷流二枚銀

 

・控えた歩(88歩)を見て後手が端攻めを狙う相手に対し、金銀を盛り上がって左辺を制圧する指し方(奇襲研究所に載っています)

駒落ち、銀多伝

 

・その他

⇄原始棒銀中飛車、原始中飛車など

 

◾️振り飛車

三間飛車四間飛車で玉を固くする相手に対して、大駒を狙う

⇄鳥刺し、駒落ち

 

・速攻で5筋の歩を交換してくる中飛車に対してこちらも飛車を転換し対抗する

⇄相中飛車、相振り飛車

 

 

こう書いていると、定跡一辺倒(今も定跡書は好きですが)だった頃には嫌だなと思っていた戦法ばかりです。こういった知識を持ちつつ、嬉野流の楽しさを追求できたらより良いのかなとメモしました。

 

 

 

嬉野流について(1)

先手番として使う嬉野流。

今はネット対局で実践例を増やしつつ、どんな対策をされるのか。有利不利になってからの指し方を考えています。

 

こちらからドンドン仕掛けてあっという間に勝つ!というイメージでしたが、高段者の棋譜を見ているとそういう訳ではなく、むしろ攻めを誘っているような指し方に見えました。

玉が薄い分、受けの技術が十分に必要とされてきます。

ちょうど将棋世界2017.5月号では、木村先生による

”玉の手筋・木村一基の妙技18”

が掲載されていました。これを見て終盤の指し方や手筋を身につければと読むのを楽しみにしています。

 

さて、将棋ウォーズ、将棋クエストなどで指してみて傾向を探ってみました。

ネット対局での主な対策は、

◾️振り飛車

三間飛車

・両銀を繰り出す中飛車

・速攻で5筋の交換をしてくる中飛車

 

◾️居飛車

・飛車先不交換での棒銀

・矢倉からの角転換(△64角)

・一直線に矢倉

・飛車先交換→▲88歩→飛車を引かない

・飛車先交換+高飛車

 

がよく出現するものだと感じました。

メモとして残しておきます。

 

ちなみに先週リアルな場で指した時(待ち時間30分)では、初手▲68銀に対して対局者は△72金と指しきました。その後の指し方もポナンザ流の中住まい。

ポナンザが名人に指した手を応用してきましたが、こういった奇襲に見えた指し方もドンドン増えてくるんだなと思わされました。

2017.4月第1週 新戦法に向けて

先週まで相振りの勉強をしてまして、戸部先生の石田流を指しこなす本を4周のところまできました。

西川先生のこれからの相振り飛車も急戦の手筋が多く、後手番三間飛車では積極的に狙っていきたいです。

 

また先手番で使いたいと思っている嬉野流は、奇襲研究所 〜嬉野流編〜

天野貴元著

を使用して、勉強しています。

この戦型はプロ公式戦で表れないですが、嬉野流についてまとめているブログ

http://ureshinoryu.net

を参考に経験不足を補っています。

 

嬉野流を指そうと思ったのは

・急戦

駒落ち

・攻め将棋

だからでしょうか。駒落ちはまだまだ指しこなせていませんが、今後の努力に期待してください!

 

 

今週の予定 〜新戦法に向けて〜

棋譜並べ 3/10

・今までの並べたものを再度並べる

→継続中

・相掛かり  new!

→羽生先生の対局を中心に。

 

◎定跡 5/10

・相振り飛車を指しこなす本 

・これからの相振り飛車

→継続+周回

・奇襲研究所〜嬉野流〜 new!

 

◎対局 1/10

・ウォーズ10切れ

 

駒落ち  1/10

天野宗歩棋譜集鑑賞

→現状6局並べました。まだパソコンでの入力に過ぎないので少しずつ進めていきたいと思います。

 

 

 

〜目標達成への予定(2017.4.4更新)〜

▪️2016.12

棋譜並べスタート

▪️2017.3

詰将棋スタート3/9〜

詰将棋週間終了

駒落ちスタート 3/27〜

嬉野流勉強スタート4/1〜

▪️2017.○

必至スタート(予定)

対局100番勝負(予定)

▪️2017.9

ネット将棋目標達成!