2017.6月第2週 振り返り
第2週の振り返りをしてみようと思います。
◯△▲の順に評価してみました。
◎棋譜並べ △
加藤vs伊藤(女流タイトル戦) ◯
◎定跡 ◯
石田流を指しこなす本 ◯
なんでも三間飛車 ◯
◎終盤 △
中日新聞 ▲
スマホ詰めパラ △
◎対局 ◯
ウォーズ10切れ 勝率1.000 ◯
3切れ 勝率.647 △
10秒 勝率.750 ◯
支部 勝率.500 △
◎その他 ◯
以上。
・棋譜並べは規定回数を超えるものが1局しか なかった。今回は相居飛車(矢倉)を並べた。
・定跡は今週の将棋の勉強の大半を占めた。3冊とも相振り本で、各項目複数回並べた。
・終盤は量が少なかった。詰将棋は中多数に取り組んだ。
・対局は3切れが一番対局数が多かった。待ち時間の長い将棋では1勝1敗だった。
全体を通して棋譜並べと終盤が少なく、定跡の勉強が多かったです。
これを踏まえて第3週の目標を考えます。
対局(4)角道止め居飛車への対応
前回の大会で思ったように力を発揮できない戦型となってしまった反省も含めて、自分なりに新しく新構想を練ってました。それを今回使うことが出来たので、ブログで挙げさせていただきます。
将棋ウォーズ10分切れ負け
▲二段の方vs△私
第1図
相振りと思いきや、角道を止めた居飛車対抗形にしてきました。後手早石田も有力だと思ったのですが、ここから自分自身の得意な形へともっていきます。
第2図
こちらも角道を止めました。
目には目を歯には歯を、ではないですが笑
第3図
先手の▲7八金は少し変わった構えですが、これで相振りになる可能性が減りました。なので△9二香(第3図) と穴熊を目指しました。
これが用意の作戦です。穴熊戦にして仕舞えばこちらの土俵で戦えるのではと思いました。
第4図
先手はとにかく盛り上がってきます。こちらは大駒を捌けば(特に飛車を敵陣に打ち込めれば) という方針でした。△2四歩(第4図)は誘いの手・・・の予定です。
第5図
第4図から▲2四角と誘いに乗ってくれました。以下△5二飛▲5八飛(5六の金に紐をつける手)△ 3五歩(第5図)とし、角を捕獲出来ました。
以下角と桂馬の交換となり丁寧に指して、勝つことが出来ました。穴熊戦は中盤が本当に大事だと感じました。
この作戦で居飛車側からは、持久戦模様にしてくる可能性が多いですが、こちらが良く対策している局面になるので使えそう。
ただ、新作戦の初戦を勝利することが出来たのは良かったです。
棋譜並べ(6)相矢倉 伊藤沙恵女流二段
今日は、昨年の女流タイトル戦を並べました。なぜこのタイミングとなりますが・・・
私先日の第28期女流王位戦第4局の将棋に感動してしまいました!
伊藤沙恵女流二段の将棋は前から面白いなーと棋譜中継から参考にしていたのですが(特に相振り向かい飛車から飛車先交換後に五段目に引く形)、今回の将棋で伊藤ワールドを少しでも知りたいと思わされました。
ちなみにタイトル戦挑戦は2度目だそうで、これからドンドン活躍していくだろうと思われます。
将棋世界2015年12月号でのインタビューに
「位を取って盛り上がる将棋が好き」
というように話されていました。さらに、
「大駒を取り押さえるのが大好きです」
とも答えられており、個人的に憧れる棋風だなーと感じました。
という事で1つ1つ並べてみたいと思っています。
棋戦:第5期リコー杯 女流王座戦第2局
2015年11月7日
▲女流王座 加藤桃子
△女流二段 伊藤沙恵
戦型:相矢倉
◾︎序盤
相矢倉の中でも早囲いと呼ばれる戦型となりました。確か早囲いに対して3パターンくらい対抗策があったような・・・。早い段階で7筋の歩交換をしました。
先手の加藤女流王座は藤井矢倉、後手の伊藤女流二段は金矢倉と組み、ここから角交換が行われます。
◾︎中盤
先手から攻めを繰り出します。3筋2筋と歩を突き捨て、銀を繰り出そうとします。先手が継ぎ歩をした瞬間、馬を作るために△3九角と打ちました。
数手進んで自陣で成った角をすぐさま敵陣に戻ります。この辺りから伊藤ワールドが出てきたような気がします。△4七馬を防ぐために▲5六角と持ち駒の角を打たせ、本譜はこの後その角を狙っていきます。
★驚き
ここで私はてっきり△5六銀と角を取ると思っていました。しかし本譜は・・・
△5五歩!
▲7三とが飛車に当たるのでどうなんだろうと思いましたが、接近戦の読みが深くてびっくりしました。この後も難解な中終盤が続きました。
◾︎終盤
この局面で詰みがあり、詰み上がりも美しいです。良ければ詰ましちゃってください!
やはり大駒を責めるのが大好きということは嘘ではなさそうな責めっぷりを味わうことが出来ました。駒がぶつかった時の感覚が新鮮で少しでも取り入れればと思っています。
☆まとめ
・馬をつくる
・大駒を責める
・接近戦でより深く読む
2017.6月第2週 定跡の再確認
大会を通して序盤の作戦が甘かったのを痛感しました。なので、基本に立ち返った勉強をしようと思います。
昨日相振り編の石田流をさしこなす本を読みましたが、うる覚えの変化もいくつか見つけました。1手1手の意味も考えつつ、棋譜並べ方式で叩き込まれたらと思っています。
2017.5.29〜
■勝つための勉強
◎定跡
うる覚えを減らす
・石田流をさしこなす本(相振り飛車編)
→相穴熊の章に絞る。出来たらもう1パターン
◎研究ノート作成(2週目)
→合計5記事作成。週末に各手順を盤て並べて再確認する。
■楽しむための勉強
◎棋譜並べ
大山升田戦を自分でも調べてみたら面白そうだと思いました。また紹介出来たらと思っています。
◎終盤
・凌ぎの手筋
ふと本を開いて問題を見ていたらはまってしまいました。買った当時は難しくて解けないなという印象でしたが、今は考える力がついてきたようです。
今週の対局
今週は土曜日に支部で1局、日曜日に大会があり4局指してきました。
結果としては以下の通りでした。
◾︎結果
支部 1勝0敗 ◯
大会 2勝2敗 × ◯ ◯ ×
持ち時間は各対局30分切れ負け
上の結果順に
勝ち▲私 vs △二段の方
→基本的には振り飛車を指す方だったので早石田にしました。角道を止めてきたので、相振り飛車だと思ったら対抗形に。宮本流の端桂からの攻めを逆用され不利だったが、最後の最後で逆転勝利しました。
大会
▲1局目(ウォーズ二段の方)vs △私 負け
戦型:居飛車急戦系−後手早石田
→またも角道を止めた居飛車相手。引き角から抑え込まれ不利になる。玉頭に嫌味をつけ、粘りまくり1手差くらいに追い込んだが詰まされて負け。
▲2局目(小学生、棋力不明)vs △私 勝ち
→さばきの時点では有利に。上手く粘られて終盤はどちらが勝つか分からない感じに。ダンスの歩のような手筋が上手く決まり、敵玉に駒を集めれた。最後は馬を見捨てて必至をかけて勝利。
▲3局目(クエスト四段)vs △私 勝ち
→駒組みで得意の穴熊に持っていけなく、中飛車側やや指しやすい形に。角切りから攻めを繋げた。先手が桂馬をさばき、飛車を成られる展開になったが速度計算がしっかりと出来ていたため、相手の穴熊を攻略できた。
負け ▲私 vs 4局目(道場二段の方)
戦型:石田流vs右玉
→駒組みで粘れない形になってしまいました。攻め形が石田流でなく矢倉崩しに、守りは高美濃でなく平美濃にすべきでした。
最後は少し粘りをみせましたが、ひっくり返すには至りませんでした。
◾︎全体まとめ
序盤で悪くする対局が多かったです。相振りはよく勉強していたのてたのですが、角道を止めた対抗形に苦戦しました。
また終盤で以前に比べ、粘りがいい感じに出来た気がします。駒落ちの勉強の影響でしょうか。
◾︎今後
・振り飛車の定跡を固める
→前回のブログで居飛車指す宣言はごめんなさい、撤回させていただきます笑
ふと思ったのですが先手石田流の本はよくありますよね。でも後手三間飛車の対抗形(特に角道を止める居飛車)本を見かけないのですが知ってた方いらっしゃいましたら教えてもらえると嬉しいです。
マンネリ解消法
私の目標はウォーズ三段、24初段というのは変わりません。
最近は早指しでも二段へ上がり流れが良いです。おそらく調子の安定、上昇の要因は戦法の固定でした。
ただそれによって指し方がやや狭まった傾向にあるように感じ、そのマンネリ感を解消するためにここから1ヶ月は居飛車を指してみようと思います。
以前も色々と変化させて振り飛車に戻って来た結果、上昇傾向になることが出来ました。
なので実験的な意味もありますが、さらにパワーアップするために変化してみます!
主力は角換わりかなあ、タイトル戦の棋譜並べで十分力がつくのではと楽しみです。
以前の対振りは嬉野流風で急戦をよくやっていました。なら次は持久戦?穴熊は好きなので、そういった方面も指せるようになりたいです。
2017.5月第5週〜6月第1週 ソフトを取り入れる
毎日の詰将棋も習慣化され、たまに現れる17手詰めに怯えながら朝の時間を過ごしています。実力は伴ってはいないのですが、長めの詰将棋を解くことで短手数の読みの力が少しずつついてきている気がします。
棋譜並べの回数が最近減っているような・・・
以前に比べて脳内再現が少ない盤駒並べで出来るようになったという過信なのか、と考察しましたがどうでしょうか?
このあたりは実験してみるのが一番ですね。
回数を減らした時の効果はどう出るでしょうかと。
しかし理想は先手10回、後手10回、脳内10回!
今日は一局、理想を追求してみたいと思います。
そして、ソフトの活用について。
を見ていました。その中でソフトと対局をする、という項目があり、歩さんは対局後そのまま最強のソフトが感想戦をしてくれるというメリットを挙げていました。平手なので負けることは前提して話されていたのですが、面白いなと思ったのは、−2000点の状況から逆を持って指すという話でした。ソフト相手に勝ちきる練習と捉えれると、優勢になってからの指し方の勉強の1つとなりそうです。
〜2017.5.29〜
■勝つための勉強
◎終盤
・詰将棋(4週目)に加えて次の一手も解く。始めは一問でも良し。
◎研究ノート作成
→前回の記事を書いてから2題作成してみました。作るだけでなく、復習も行う。その際には復習した日を記入する。
■楽しむための勉強
◎対局
ソフトとの対局
有料の激指13と、フリーソフトのやねうら王+elmo(スマホ版)を持っています。基本的には対局相手としての活用をしていきたい。
◎棋譜並べ
・上にも書きましたが、楽しくじっくりと一局を味わってみたいです。