次の一手(2)
再度Sさんの将棋です。
対抗形で先手が右四間飛車ですね。駒の交換が行われました。先手の次の一手を考えたいと思います。
▪️手番
先手
▪️駒の損得
先手が桂、後手が歩2枚の交換です。
先手の方が駒得ですが、歩切れも少し痛いなと
▪️玉の堅さ
お互い金銀三枚ですが、先手の方が戦場から近いこと、後手は守りの桂がいないことが挙げられます。
個人的には互角ですが、手番である先手やや有利とみて進めたいかなと。
▪️次の一手考察
まず▲77角打ったらどうするんだろうと思いました。△55角▲同角△同歩▲77角みたいな。
あとは▲86桂又は▲66桂みたいな手。銀を受けに使わせれば後手からの△46歩のような手から厳しさが薄れるのではないかとも思いました。
▪️次の一手結論
▲66桂
▲74桂と54桂〜55角を狙うという意味で次の一手予想としてみようと思います。
2017.3第3週
第2週では基礎となる短手数の詰将棋を何回も解いてみました。
今週(第3週)は7.9手詰将棋を解いていく予定です。
ただ最後の方は一日何問解いたかが気になってしまい、肝心の読みという部分は意識できていなかったように思います。
なので今週は詰将棋を解くことを”意識”しつつ、好きな棋譜並べ、定跡の割合を増やす方向で進めていきます。
第2週結果
第3週予定
◎詰将棋
脳トレ7.9手
☆2/10☆
◎棋譜並べ
広瀬本、対振り棋譜
☆3/10☆
◎定跡
☆3/10☆
◎右四間飛車対策
☆1/10☆
◎対局
☆1/10
▪️気づき
•大会前は3手詰めハンドブックを周回してから臨む
•量は意識しすぎない
•バランスよくやるのが向いているかも?
棋譜並べ(1) 中飛車対角道不突き左美濃
棋譜並べ初投稿です。
ここでは私が棋譜並べをしたものを是非とも紹介したいと思います。
第75期順位戦B級2組11回戦
▲北浜△斎藤戦
ちょうど斎藤六段が勝利し、B級1組へ昇級とともに七段へ昇段した一局ですね。
序盤はこのような形、中飛車対角道不突き左美濃になりました。この後先手は穴熊に囲います。
☆序盤
この桂跳ねはこの戦型の手筋のようです。端角との相性抜群ですね。
☆中盤
▲57金に、36にいた角を一つ引いた局面です。
次に後手から角を追う手が先手で入るのに、この手を指したのには、△56歩〜67角成を狙った一手でした(モバイル中継の解説より)。
大駒の途中下車は実践で狙ってみたい手です。
☆終盤
▲42とに△33銀と逃げた手です。
相手の駒を見切った受けの手は私には指せない手に感じました。
☆詰み
ここから銀不成で追い続ける即詰みがありました。長手数の詰みを1分将棋で読み切るのはカッコ良すぎです。
◎まとめ
•65桂跳ねを狙う
•大駒の引き場所はじっくり考える
•相手の持ち駒を見て攻めを見切る
棋譜並べ 概要
メインの勉強方法です。
これに出会って将棋への見え方が変わり、実際に棋力向上に役立っています。
以前はモバイル中継など見て勉強した気になっていましたが、一度きりで終わっていてあまり頭に残りませんでした。
今は手に染み込ませるよう何度も並べることにこだわっています。
是非参照してみてください!
http://cixous5.hatenablog.com/entry/2016/08/03/202956
私はエース戦法を作るため、広瀬先生の広瀬流四間飛車穴熊勝局集を中心に棋譜並べをしています。
また対振りは色々で、先手後手色々な戦型の棋譜を並べています。
☆最近のお気に入りはponanza先生の対振りです。
後はタイトル戦の棋譜も、並べれたらカッコいいなというフワフワとした感覚で採用したりと、やる事はいっぱいです。
これからは並べた棋譜のメモでも書けたらなと考えております。
またいつか皆さんのお気に入りの棋譜を紹介してくだされば幸いです。
次の一手(1)答え合わせ
次の一手(1)の答え合わせをしていきたいと思います。
再掲1
先手の番ですが、私の予想手は▲86歩でした。
Sさんによる結果は
↓
↓
↓
↓
↓
その手も正解!
というのは検討した結果良くなりそうとのことでした。
前回の記事の変化、▲86歩以下、△65歩▲同歩△88角成▲同金△38角と進んだ局面です。
再掲2
飛車を逃げると△66角成から手厚く指されるのが嫌な感じなので、ここでは飛車は逃げません(銀で紐がついているのでタダではない)。
再掲2では▲85歩と取り込みます。以下△27角成▲同銀△29飛(第1図)
第1図
▲84歩△同銀▲64桂(第2図)
第2図
で攻めが繋がるということでした。
ちなみにSさんの実践は、再掲1から
▲47銀と指したそうです。確かに遊んでいた銀を活用する良さそうな手に見えますね。大山先生風な一手だと思いました。
以下△同銀▲同飛△65歩▲52歩成△同金▲65歩△88角成▲同玉△44角▲66銀△65飛▲55歩
(図省略)
でがっちり受け止める形で先手有利だったそうです。
★結論★
次の一手は▲65歩又は▲47銀
で、先手有利でした。
次の一手(1)
第1回次の一手です。
前回の記事でも書いたように、恐縮ながら私の形勢判断と次の一手を予想し、それを提供者の読み筋と照らし合わせていく形式です。
この局面はアマ連のSさんから提供いただきました。先手の次の一手を考えます。
まず形勢判断をしたいと思います。
▪️手番 先手
▪️駒の損得 先手1歩得
▪️玉の堅さ 互角
先手は形はやや変形ですが金銀3枚、後手は銀 冠ですが守りの桂を跳ねている
▪️駒の働き やや後手
先手の攻め駒は53歩と45桂、後手は44角と85桂、46銀です。先手の36銀がやや遊んでいるように感じる
▪️次の一手予想 ▲86歩
2手目の局面では、後手は△65歩として6筋を狙っているように見えます。攻めの速度では後手の方が早いので受けに回る方針。
3手目▲86歩で桂取りをみせます。
以下△65歩▲同歩△88角成▲同金
となると▲85歩や後手が角を手放した後の▲64角 のような手が良さそうに見えるので、こう進むと先手が良さそうに見えて、次の一手を▲86歩としました。
ただ7手目の図面を見ていると、次に△38角がやや気になるところです。
ただやはり▲64角と打った手が指しやすく感じるので
こう進むのであれば形勢はやや先手の方が良さそうに見えます。
次回、Sさんに読み筋を披露していただきます。