将棋の棋力向上へ〜山登りのように一歩一歩〜

将棋の棋力向上を目指したブログです。基本的には日々のメモ、目標を書いていきたいと思います。

対局 〜東海団体リーグ2017.4.2〜

所属している支部から、東海団体リーグに出場してきました。1チーム5人で勝ち負けを競いますが、なかなか面白かったです。

個人戦ながら、お互いを応援してるので団体戦の雰囲気を味わえました。

 

さて対局の方ですが、1局指してきました。

チェスクロック30分切れ負け、大将戦、先手番で始まり、初手は▲68銀を指しました。

 

今私は先手番で嬉野流を試しています。

先手番は急戦、後手番は持久戦を目指すというシュうぇッチマンさんからの教えを真似しています。

嬉野流については今後記事として書けたらと思っています^ ^

 

序盤で角銀交換の駒得となり指しやすかったですが、なかなか急所が見えず反省点も見つかりました。今後修正出来たらと思っています。

 

☆終盤の局面

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感想戦でこの局面を検討しました。

待ち時間はここで8分ほど、3分使って次の手を指しました。

私の指した手はあまり良くなかったですが、いろんな意見を聞けたので楽しかったです。

 

読んでくれた方がこの局面について意見、形勢判断など出してくれるとさらに勉強になりますので、コメント等お待ちしております。

 

対局は負けてしまいました、また次頑張ります!

 

 

棋譜並べ (4)

第4回となりました棋譜並べです。

やっぱり棋譜並べ紹介は頭が整理されて自分のためにも役に立っています。

 

今回の将棋は

広瀬流四間飛車穴熊勝局集 

no.22  広瀬vs勝又戦

対抗型 四間飛車穴熊vs銀冠です。

 

対銀冠の定跡型です。

ちなみにこの端歩はのちに効果が出ます。 

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☆序盤

角交換が行われてこの局面、

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△86歩と突かれて困っていそうですが・・・

 

 

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飛車先が破られますが、一手前に受けています。以下△87歩成に▲85桂とギリギリ駒を逃しました。先手の広瀬先生もここは苦しいと思っていたようです。

 

☆中盤

先ほどの局面から進み、玉頭戦に持ち込みました。

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 ここで▲26角が工夫で、後手に△25歩と突かせたかったようです。ここで端歩が生きて17へ角が逃げれます。

 

☆終盤

後手が△34香と、角金を田楽刺しの手筋を指しました。

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ここで広瀬流(穴熊党)は▲24銀と繋ぎました。駒損をしても金駒の価値が高く、玉の周りに駒を打ち続けていくところは一目で見えるようになりたいです。

図以下△35香▲51飛△31歩▲35銀と香を外し、その香をうまく使って寄せます。

 

 

☆投了図

先手の広瀬先生が攻めきりました。f:id:sal0112:20170331231917j:image

後手玉周りがゴチャゴチャしていますが、2筋に歩が効かないというところを攻め続け先手の穴熊を崩さず勝ちとなりました。

 

 銀冠相手だとどうしても左辺が制圧される展開になりやすいですが、銀冠の頭を狙って攻めるセオリーを勉強する事が出来ました。

終盤の切れ味は流石としか言えないです!

 

 

▪️まとめ

・破られそうな筋は先受けし、被害を最小限にする。

・端歩の意味を考える

・玉の周りに駒を繋げる

 

 

次の一手 (4)答え合わせ

前回の局面を掲載します。

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Mさんより 

後手が右玉にかまえた後に1筋から攻めを見せた局面。先手の方は位を取ってあるのがポイントで65歩と85歩の2つは大きな拠点です。

と続きますが要点は以下の通りです。

 

・先手は駒が入れば64や84の地点に打ち込める。

・後手の拠点は66歩、これを取りきればより良い。

・後手からの1筋攻めを間に合わせない。

 

上2つは前回の記事で形勢判断として挙げることが出来ました。

3つ目は確かに確実な攻め筋ではありますが、時間がかかるので手抜けるかなとは思っていました。

 

 

結論としては▲35歩は良かったそうです。

やはり△同歩だと駒が当たってしまいますが、△44歩には3.4筋どちらの歩を取っても、跳ねてきた桂を目標に攻めると先手有利とのことです。

読み筋としても前回の記事で悪くないと。正解手は人それぞれですが、良かったです。

 

候補手に挙げてた▲55銀について、

△同歩に▲84歩とするそうです(下図)。

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このように角道を遮断し、上図以下△62玉▲66銀で拠点を払う方針。私もこうなったらありかなと思いました。

 

▲75歩について、以下△同歩なら▲66銀で拠点を払い盛り上がりの方針で指しやすそう。なので△同角ですが、以下▲87桂(下図)

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△93角▲95歩から桂香で端を狙う方針だそうです。

読みはすぐ打ち切ってしまいましたが、意外と手はあるものですね。

 

 

 

まとめ

・薄い桂頭を狙う。

・突き捨てから飛車を回る

 ・角道を(安い)駒で止める

 

 

次の一手 (4)

第4回、次の一手を考えたいと思います。

今回はMさんの将棋から考えます。対局自体は持ち時間は30分だった気がします。先手の次の一手は・・・

局面図

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まずは形勢判断をしたいと思います。

 

▪️手番

先手

 

▪️駒の損得

なし。後手は歩を1枚持ち駒として使える

 

▪️玉の堅さ

  先手は金銀4枚、後手は銀2枚と金一枚が玉の周りにいる。先手の方が硬いと思われる

 

▪️駒の働き

先手の角はいいポジションだが桂で一方向止められている。飛車は一段飛車で守りに効いているがやや狭め。位を3つ取っているのがポイント。

後手は角を打ちラインが空いているが狙いが分かりにくい。飛車は同じく一段飛車で可動域が広い。55桂が攻防に働いている、33桂と跳ねている。

 

▪️次の一手考察

・第一感は3筋の桂頭を狙いたいなと思いました。局面図より▲35歩△同歩▲同角となると53の地点を狙いつつ、34に歩を打つ両狙いが見えます。以下△62銀▲34歩で、桂が逃げたら追ったり▲44歩と仕掛けれて先手良さそうに見えます。

なので別の手を考えますが、局面図から▲35歩に△44歩は難しそう・・・

3.4筋どちらの歩を取っても45桂と跳ねられる筋が見えました。

まあ44歩以下、▲34歩△45桂▲39飛とかで勝負出来るかなと不安ながら読んでみました。

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▲55銀も考えましたが角交換を狙われて、駒損プラス馬を作られそうで読むのをやめました。

とすると55の桂には触れずに考えたいです。

 

▲75歩は△同角で効果が分かりません。

 

 

▪️次の一手予想

75歩

 

 

最近の駒落ち勉強で銀が並んでいる後手をやや持ちたい気分ですが、きっと先手が良くなるのでしょう笑

棋譜並べ 現状

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先週末、今まで書き続けているノートを整理していました。

シールを貼ったり、蛍光ペンで色をつけたり・・・学生時代勉強のノート作りみたいで面白いです^ ^

 

その中で棋譜並べをしたものはエクセルで別管理をしていますが、最終的にはノートの巻末に印刷したものを貼ろうと思っています。f:id:sal0112:20170328204943j:image

 

並べた合計を周回してみると、

480回

でした!

こういった結果を発表出来るのもノートを取り続けている成果ですね。

この回数は30回通しと考えると、480÷30=16局となりますが、実際は目標達成回数を超えるものは意外と少なかったのも事実でした。

 

 

今週の目標にも書いた通り、今まで並べた棋譜を振り返ること、と書きました。

30回は目安ではありますが、今後2回目の棋譜並べをする事で一棋譜への熟達度が上がることを期待しています!

 

 

 

2017.3月第5週〜4月第1週 相振り週間2

先週は相振り飛車をテーマに勉強をしてきました。タイミングよく、西川先生の相振り本をお借りすることが出来たので、それも少しずつ勉強中です。

 

その中で、戸辺先生の石田流を指しこなす本は定跡書としてとても読みやすく、実戦でも活用出来て良本に感じました。

特徴として、次の一手形式を採用しているところが挙げられます。以前からこの形式は好きだったのですが、それに並行して盤駒を使って並べています。

サクサク読めるので周回するにはもってこいの本です。

 

一つアイデアとして、他の定跡書を自分なりに解釈して次の一手形式を作るのはどうかなと思いました。もちろん著作権問題もありますので公開は出来ませんが、面白い取り組みかもしれません。

 

今週の予定   〜相振り週間2〜

棋譜並べ 3/10

 ・今までの並べたものを再度並べる

・相振り飛車(戦型指定)

 

◎定跡  5/10

・相振り飛車を指しこなす本 (周回)

・これからの相振り飛車(新規)

 

◎対局  1/10

・ウォーズ10切れ

・レーティング戦の振り返り(残り)

 

駒落ち    new!  1/10

 ・天野宗歩棋譜集鑑賞

→こちらは今週からスタートします。まずは駒落ち戦はどんなものなのか、棋譜並べで把握してみたいと思います。

 

 

〜目標達成への予定(2017.3.27更新)〜

▪️2016.12

棋譜並べスタート

▪️2017.3

詰将棋スタート3/9〜

  →詰将棋週間終了

駒落ちスタート 3/27〜

▪️2017.○

必至スタート(予定)

対局100番勝負(予定)

▪️2017.9

ネット将棋目標達成!

 

棋譜並べ (3)相振り飛車 急戦系

相振りの定跡を勉強しつつ、巻末の棋譜を並べるどっぷりコースを進んでおります。

 

第3回の棋譜を紹介したいと思います。

出典は

これからの相振り飛車 西川和宏

巻末棋譜no.1 西川vs佐藤紳戦

振り飛車 向かい飛車対三間飛車

 

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戦型はこの通りです。飛車先を交換した後手に対して、先手は向かい飛車に構えました。

 

 

 

 

☆序盤

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角交換から厳しそうな手が入り、後手有利なのかなと思っていましたが・・・

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先手は桂を歩で支え、逆に後手の打った角を責める方針です。▲64歩という手は△同歩と取りますが、角の動ける範囲を狭める手筋だと解説に書いてありました。

 

 

 

 

☆中盤

前の図から大駒交換が行われ、図のようになりました。

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 歩の頭に桂を跳ねました。図より△同歩だと▲35飛と切って△同銀に、取った香で▲64香がいきなり詰めろになっています。なので桂は取りにくく、実戦も図より△37香不成と進みましたが、▲53桂成でこれも詰めろになりました。

これは自分では考えれない手だったので、棋譜並べで手に染み込ませました。

 

 

 

 

☆終盤

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タダのところに金を捨てた手が見えにくく、▲42同馬だと△66香から詰むかどうかの難しい局面になりそうです(自分なりに検討してみましたが、ちょっと分かりませんでした)。

 

そこでこの一手を入れます。

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この手が攻防手となり、金を取って駒を蓄えて・・・ 

 

 

 ☆詰み

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以下△同玉▲95桂から並べて詰みとなりました。

 

振り飛車は先手後手どちらも指すことがあるので、両方の目線で並べることを意識したいです。

 

▪️まとめ

・下から歩で支えて受けれるということを頭に入れておく。

・歩頭の桂は強し

・角は攻防の位置に据える