嫌な戦法メモ
私が四間飛車穴熊を採用するとき、居飛車からは色々な対策がありますが、その中でもやられて嫌なものはいくつかあります。
まずは穴熊完成前に攻めてくるパターン
▪️右四間飛車急戦
急所が分かりにくい
▪️糸谷流右玉
▪️地下鉄飛車
▪️5筋(3筋)位取り
▪️端角
いや、挙げてみるとスッキリするものですね。
やはりこれらの苦手意識を取り払うには、その戦型の勝局を並べることではないかと思っています。
これらの中で棋譜がいくつかあるものは、地下鉄飛車、位取り。こちらは名局集等でカバーできます。
右四間飛車は定跡書で急戦の手筋を繰り返し学ぶ予定です。(今週中には)
糸谷流右玉、端角についてはソフト同士で指定局面から指してもらい、それを参考に棋譜並べ出来たらなと構想を立てています。
▪️まとめ
•棋譜並べで苦手を克服する
•右四間飛車は別で、定跡書で対策を立てる
•対策→実践→反省→分析→対策
次の一手 (2) 答え合わせ
前回の局面を再掲します。
再掲図
私はここで▲66桂としました。
Sさんによると、▲66桂には△65銀で指しにくいとのことです。
ここで私は銀を使ってくれるなら、66歩からの攻めが緩くなるだろうと読みを打ち切っていましたが、△66歩〜△67角が厳しいということでしょうか。
読み筋は△65銀に▲77桂△66銀▲同銀△46歩で後手指しやすいということです。
Sさんは次の一手の局面(再掲図)から
▲75歩
と指しました。
以下△同歩なら▲74桂の筋が出来るので、実践では△46歩▲74歩となりましたが
歩損を回復し桂得が光ります。受けたら今度は戦略不足と言えるだろうし、私なら後手が受けてこなけれ73に銀を打ち込んで寄せの形をつくりたいです。
他にも31角なども指せるということでしが省略させていだだきます。
今回参考になったのは、形勢判断から歩切れに反応したところです。歩を回復すれば、先手の桂得だけが残り、先手有利と言えるというところでしょうか。
指し手に困ったら形勢判断をしっかりおこなう必要があるなと再認識しました。
▪️まとめ
•駒を使わせた後の攻め、受けも考える
•形勢判断をし、相手との戦力の違いを意識する
次の一手(2)
再度Sさんの将棋です。
対抗形で先手が右四間飛車ですね。駒の交換が行われました。先手の次の一手を考えたいと思います。
▪️手番
先手
▪️駒の損得
先手が桂、後手が歩2枚の交換です。
先手の方が駒得ですが、歩切れも少し痛いなと
▪️玉の堅さ
お互い金銀三枚ですが、先手の方が戦場から近いこと、後手は守りの桂がいないことが挙げられます。
個人的には互角ですが、手番である先手やや有利とみて進めたいかなと。
▪️次の一手考察
まず▲77角打ったらどうするんだろうと思いました。△55角▲同角△同歩▲77角みたいな。
あとは▲86桂又は▲66桂みたいな手。銀を受けに使わせれば後手からの△46歩のような手から厳しさが薄れるのではないかとも思いました。
▪️次の一手結論
▲66桂
▲74桂と54桂〜55角を狙うという意味で次の一手予想としてみようと思います。
2017.3第3週
第2週では基礎となる短手数の詰将棋を何回も解いてみました。
今週(第3週)は7.9手詰将棋を解いていく予定です。
ただ最後の方は一日何問解いたかが気になってしまい、肝心の読みという部分は意識できていなかったように思います。
なので今週は詰将棋を解くことを”意識”しつつ、好きな棋譜並べ、定跡の割合を増やす方向で進めていきます。
第2週結果
第3週予定
◎詰将棋
脳トレ7.9手
☆2/10☆
◎棋譜並べ
広瀬本、対振り棋譜
☆3/10☆
◎定跡
☆3/10☆
◎右四間飛車対策
☆1/10☆
◎対局
☆1/10
▪️気づき
•大会前は3手詰めハンドブックを周回してから臨む
•量は意識しすぎない
•バランスよくやるのが向いているかも?
棋譜並べ(1) 中飛車対角道不突き左美濃
棋譜並べ初投稿です。
ここでは私が棋譜並べをしたものを是非とも紹介したいと思います。
第75期順位戦B級2組11回戦
▲北浜△斎藤戦
ちょうど斎藤六段が勝利し、B級1組へ昇級とともに七段へ昇段した一局ですね。
序盤はこのような形、中飛車対角道不突き左美濃になりました。この後先手は穴熊に囲います。
☆序盤
この桂跳ねはこの戦型の手筋のようです。端角との相性抜群ですね。
☆中盤
▲57金に、36にいた角を一つ引いた局面です。
次に後手から角を追う手が先手で入るのに、この手を指したのには、△56歩〜67角成を狙った一手でした(モバイル中継の解説より)。
大駒の途中下車は実践で狙ってみたい手です。
☆終盤
▲42とに△33銀と逃げた手です。
相手の駒を見切った受けの手は私には指せない手に感じました。
☆詰み
ここから銀不成で追い続ける即詰みがありました。長手数の詰みを1分将棋で読み切るのはカッコ良すぎです。
◎まとめ
•65桂跳ねを狙う
•大駒の引き場所はじっくり考える
•相手の持ち駒を見て攻めを見切る
棋譜並べ 概要
メインの勉強方法です。
これに出会って将棋への見え方が変わり、実際に棋力向上に役立っています。
以前はモバイル中継など見て勉強した気になっていましたが、一度きりで終わっていてあまり頭に残りませんでした。
今は手に染み込ませるよう何度も並べることにこだわっています。
是非参照してみてください!
http://cixous5.hatenablog.com/entry/2016/08/03/202956
私はエース戦法を作るため、広瀬先生の広瀬流四間飛車穴熊勝局集を中心に棋譜並べをしています。
また対振りは色々で、先手後手色々な戦型の棋譜を並べています。
☆最近のお気に入りはponanza先生の対振りです。
後はタイトル戦の棋譜も、並べれたらカッコいいなというフワフワとした感覚で採用したりと、やる事はいっぱいです。
これからは並べた棋譜のメモでも書けたらなと考えております。
またいつか皆さんのお気に入りの棋譜を紹介してくだされば幸いです。