将棋の棋力向上へ〜山登りのように一歩一歩〜

将棋の棋力向上を目指したブログです。基本的には日々のメモ、目標を書いていきたいと思います。

嬉野流について (4) 奇襲研究所〜嬉野流編〜目次3/3

完結させるのが遅くなってしまいました。

やはり最初の勢いで全て書いた方が良さそうと感じました。

 

前回、前々回の記事を載せます。

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 http://mountain8.hatenadiary.jp/entry/2017/04/08/071631

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http://mountain8.hatenadiary.jp/entry/2017/04/13/115936

目次

第1章 vs.居飛車
−第1節 基本戦略 1.2.3
−第2節 飛車先交換型 4.5
−第3節 飛車先不交換型 6.7.8.9

第2章 vs.振り飛車
−第1節 vs.中飛車 10.11
−第2節 vs.四間飛車 12
−第3節 vs.三間飛車 13
−第4節 vs.向かい飛車 14

1〜14と数字を振りましたが、これは著書の中で嬉野流側が有利になる進行を14パターンに区分してみました。
今回は10〜14について書いてみたいと思います。

 

10.対中飛車1

 5筋の位を取られるのを防ぎ、早めの56歩。左金も玉も動かさず、そのままで速攻斜め棒銀へ。角の転換に対してお互い斬り合いの順へ進み、嬉野流側が龍を切って終盤へ。振り飛車側の歩の裏で寄せが始まり、嬉野玉は持ち駒の金をしっかり使って受け嬉野流側が優勢となる。

 

 

11.対中飛車2

今度は2筋突破を狙う嬉野流対5筋突破を狙う振り飛車側の戦いに。2筋にと金を作るが、振り飛車側は飛車のコビンをひたすら狙ってくる。嬉野側の受けの妙技が続き、馬を捕獲したところで攻守交代。最初に出来たと金を寄る手が間に合い、嬉野流側が優勢となる。

 

 

12.対四間飛車

 対△53銀型四間飛車の紹介。ちなみにノーマル四間は対三間飛車に対策例が類似しているので省略です。

素早く4筋の位を取り左銀の進出を防ぐが、嬉野流側は4筋からこじ開ける。攻め味を見せるが、基本的には受けきる方針で、お互い居玉のまま角交換へ。飛車を抑え込み、銀損ながら振り飛車玉の頭にと金をつくる。 嬉野側はさらにと金を作る方針で、結果図は駒の損得がなくなるが龍を作っている嬉野流側が優勢となる。

 

 

 

13.対三間飛車

 一番の対抗策と言われている。嬉野側は玉を囲い(▲78玉)、対振りで準急戦と呼ばれる二枚銀で振り飛車側の大駒を抑える方針。3筋の位を確保したら5筋の歩交換を狙い、左銀は6筋へ移動。さらに4筋の歩を伸ばし角を働かせる。振り飛車の捌きにはガッツリ受け、馬を作って抑え込み完了。結果図はと金もつくり嬉野流側有利となる。

 

 

14.向かい飛車

 メリケン風に構えた振り飛車側に対して、嬉野流側は斜め棒銀から棒銀へ転換。飛車先を抑えたがそれでも反発してくる振り飛車に対して角交換〜歩の叩きでとにかく先手を取り続ける。飛車を1筋へ追い込んだ後は嬉野流側はゆっくりと玉を囲い、先手有利となる。

 

 

 

以上、目次を完成させました。ただ拙い文章なので再度見直して、直せるところは修正していこうと思っています。少しでも記憶に引っかかって定跡が定着できたら目的達成です!