嬉野流について(1)
先手番として使う嬉野流。
今はネット対局で実践例を増やしつつ、どんな対策をされるのか。有利不利になってからの指し方を考えています。
こちらからドンドン仕掛けてあっという間に勝つ!というイメージでしたが、高段者の棋譜を見ているとそういう訳ではなく、むしろ攻めを誘っているような指し方に見えました。
玉が薄い分、受けの技術が十分に必要とされてきます。
ちょうど将棋世界2017.5月号では、木村先生による
”玉の手筋・木村一基の妙技18”
が掲載されていました。これを見て終盤の指し方や手筋を身につければと読むのを楽しみにしています。
さて、将棋ウォーズ、将棋クエストなどで指してみて傾向を探ってみました。
ネット対局での主な対策は、
◾️振り飛車
・三間飛車
・両銀を繰り出す中飛車
・速攻で5筋の交換をしてくる中飛車
◾️居飛車
・飛車先不交換での棒銀
・矢倉からの角転換(△64角)
・一直線に矢倉
・飛車先交換→▲88歩→飛車を引かない
・飛車先交換+高飛車
がよく出現するものだと感じました。
メモとして残しておきます。
ちなみに先週リアルな場で指した時(待ち時間30分)では、初手▲68銀に対して対局者は△72金と指しきました。その後の指し方もポナンザ流の中住まい。
ポナンザが名人に指した手を応用してきましたが、こういった奇襲に見えた指し方もドンドン増えてくるんだなと思わされました。