次の一手 (4)答え合わせ
前回の局面を掲載します。
Mさんより
後手が右玉にかまえた後に1筋から攻めを見せた局面。先手の方は位を取ってあるのがポイントで65歩と85歩の2つは大きな拠点です。
と続きますが要点は以下の通りです。
・先手は駒が入れば64や84の地点に打ち込める。
・後手の拠点は66歩、これを取りきればより良い。
・後手からの1筋攻めを間に合わせない。
上2つは前回の記事で形勢判断として挙げることが出来ました。
3つ目は確かに確実な攻め筋ではありますが、時間がかかるので手抜けるかなとは思っていました。
結論としては▲35歩は良かったそうです。
やはり△同歩だと駒が当たってしまいますが、△44歩には3.4筋どちらの歩を取っても、跳ねてきた桂を目標に攻めると先手有利とのことです。
読み筋としても前回の記事で悪くないと。正解手は人それぞれですが、良かったです。
候補手に挙げてた▲55銀について、
△同歩に▲84歩とするそうです(下図)。
このように角道を遮断し、上図以下△62玉▲66銀で拠点を払う方針。私もこうなったらありかなと思いました。
・▲75歩について、以下△同歩なら▲66銀で拠点を払い盛り上がりの方針で指しやすそう。なので△同角ですが、以下▲87桂(下図)
△93角▲95歩から桂香で端を狙う方針だそうです。
読みはすぐ打ち切ってしまいましたが、意外と手はあるものですね。
まとめ
・薄い桂頭を狙う。
・突き捨てから飛車を回る
・角道を(安い)駒で止める