次の一手 (4)
第4回、次の一手を考えたいと思います。
今回はMさんの将棋から考えます。対局自体は持ち時間は30分だった気がします。先手の次の一手は・・・
局面図
まずは形勢判断をしたいと思います。
▪️手番
先手
▪️駒の損得
なし。後手は歩を1枚持ち駒として使える
▪️玉の堅さ
先手は金銀4枚、後手は銀2枚と金一枚が玉の周りにいる。先手の方が硬いと思われる
▪️駒の働き
先手の角はいいポジションだが桂で一方向止められている。飛車は一段飛車で守りに効いているがやや狭め。位を3つ取っているのがポイント。
後手は角を打ちラインが空いているが狙いが分かりにくい。飛車は同じく一段飛車で可動域が広い。55桂が攻防に働いている、33桂と跳ねている。
▪️次の一手考察
・第一感は3筋の桂頭を狙いたいなと思いました。局面図より▲35歩△同歩▲同角となると53の地点を狙いつつ、34に歩を打つ両狙いが見えます。以下△62銀▲34歩で、桂が逃げたら追ったり▲44歩と仕掛けれて先手良さそうに見えます。
なので別の手を考えますが、局面図から▲35歩に△44歩は難しそう・・・
3.4筋どちらの歩を取っても45桂と跳ねられる筋が見えました。
まあ44歩以下、▲34歩△45桂▲39飛とかで勝負出来るかなと不安ながら読んでみました。
・▲55銀も考えましたが角交換を狙われて、駒損プラス馬を作られそうで読むのをやめました。
とすると55の桂には触れずに考えたいです。
・▲75歩は△同角で効果が分かりません。
▪️次の一手予想
75歩
最近の駒落ち勉強で銀が並んでいる後手をやや持ちたい気分ですが、きっと先手が良くなるのでしょう笑