棋書を買いました(1) 矢倉左美濃急戦 基本編
昨日友達の結婚式に出席し、感動して帰ってきました。幸せをおすそ分けしてもらい、また今日から将棋へ復帰です!
まずは気分転換にも将棋世界の書籍を購入しました。
https://www.amazon.co.jp/常識破りの新戦法-矢倉左美濃急戦-基本編-マイナビ将棋BOOKS-慎太郎/dp/4839961727
プロの公式戦でも流行りの戦法ですが、ついに定跡書が発売されましたね。
対矢倉左美濃急戦への印象は
・▲66歩の矢倉に対して指されている
・有力な対策は、居玉+▲46角の形
・アマチュアの方による研究がかなり深い
などなど・・・
私自身、矢倉はあまり指さないのですが、一時期、藤森流急戦矢倉を勉強し多用してた時期がありました。攻め筋は似てるところもあり、戦法のレパートリーに入れることが出来たらいいなと(斎藤先生も書籍の中で仰られていました)思っています。
買ったばかりなので簡単な紹介のみですが、今までの購入した本とは違うところを見つけました。それは指し手の部分のフォントが太字になっていた所です。
またチャート図があり、分岐が分かりやすくなっていました(これは今までの本にも載っていることもありました)。
内容についてはこれからですが、構成が良さそうで今から読むのが楽しみです。
本の目次は第1章〜第4章で、全254ページとなっています。今後は自分なりの目次も作成し、紹介出来たらなと思っています。
対局をする上での自分ルールを考えてみる
対局って、やりっぱなしでは強くなりませんよね。
時間をかけた対局ならなおさら、時間をかけて検討したいのが本音なのですがなかなか。
対局後は普通感想戦をやる事が多いと思います。定跡との相違、形勢判断、終盤の寄せ方、詰みの有無、ミスがあったかなど・・・。
これらの復習方法について下のような方法が挙げられます。
■定跡との相違
→序盤。定跡系なら本を読んで復習する。
■形勢判断
→中盤、力戦系の序盤など。ブログでの次の一手形式を更新する。他の方の実践例を探す、または意見を求める。
■終盤の寄せ方、詰み
→寄せの手筋200で、どのパターンに分類するか確認する。コンピューターソフトで詰み筋をチェックする。
一般的な推奨例もあれば、独自のものもあります。全部出来れば良いですが、どれか一つでもやれれば自分の中でオッケーとしたいなと思っています。
将棋ウォーズには、棋神解析という機能がありまして、これが意外と良いです。
対局後に形勢判断がどうか、悪手がどこにあるというのが一目で分かります。さらに次の一手も棋神解析にかければ教えてくれます。
そして私はルールを一つ決めました。
棋神解析はグラフのみ使用する
今後も対局後の復習に対して工夫を凝らしていこうと思います。
指導対局のような
おはようございます。
もうすっかり暖かくなってきましたね。
週末が近づき友人の結婚式が目前となってきました。その他の友人と集まって余興について打ち合わせで集まっていたのですが、1人が私の将棋本、駒に反応してくれました。
対局やろうよ、という事だったので駒落ち将棋を指させてもらいました。
結果は以下の通り
×
手合い 10枚落ち
××
手合い 8枚落ち
◯◯
手合い、6枚落ち
正直8枚落ちでも負けないと思っていましたが、自頭の良さもあるのでしょう。8枚落ちでは上手側から見て右側に逃げ込む方針でしたが、しっかりと上部脱出を防がれる。
2局目は下手側が4手目に角を上がって成り込む手筋を教え、もっと早く負けてしまいました。
流石に6枚落ちの手合いだと、友人もちょっと厳しいなあと言いながら指してくれましたが、やはり端を塞いでしまうと難しそうに悩んでいましたね。
対局後橋の破り方について少し話し、どんな感じだったか聞いてみましたが、大駒の使い方が難しいとのことでした。
私の立場から見て、中段玉の耐久度を学ぶ事が出来ました。なるべく接戦に出来るよう考えてやるのも勉強になるみたいです。
嬉野流について (4) 奇襲研究所〜嬉野流編〜目次2/3
嬉野流について(3)の続きになります。
奇襲研究所〜嬉野流編〜の言語化シリーズです。
http://mountain8.hatenadiary.jp/entry/2017/04/08/071631
目次を再掲します。
第1章 vs.居飛車
−第1節 基本戦略 1.2.3
−第2節 飛車先交換型 4.5
−第3節 飛車先不交換型 6.7.8.9
第2章 vs.振り飛車
−第1節 vs.中飛車 10.11
−第2節 vs.四間飛車 12
−第3節 vs.三間飛車 13
−第4節 vs.向かい飛車 14
1〜14と数字を振りましたが、これは著書の中で嬉野流側が有利になる進行を14パターンに区分してみました。
今回は6〜9について書いてみたいと思います。
6.対抗側が飛車先の歩を交換せず棒銀にくるパターンその1。嬉野流側は、棒銀に対して6筋から銀を繰り上げて受けようとするが、対抗側はその歩を角で取ってくる。
まず嬉野流側は角交換を狙う。その後、歩がなくなった6筋へ歩を叩く(▲6ニ歩)。浮き飛車で動きまわり、対抗側の飛車の可動域を狭め、嬉野流側は雁木を目指す。遠見の角の筋から銀得が確定し、先手優勢となる。
7.飛車先の歩を交換せず棒銀にくるパターンその2。先ほどの6筋の歩を銀で取ってくる。同じく角交換を狙い、嬉野流側の飛車先での攻防から角と飛車の交換へ。対抗形側はと金をつくるが、代わりに嬉野流側は成銀と角が玉の近くでプレッシャーをかけている。つるし桂の筋を狙いつつ、左右挟撃態勢となり必至をかけ、先手勝勢となる。
8.飛車先の歩を交換せず棒銀にくるパターンその3-1。6筋の歩を無視して棒銀を貫いてくる。対抗側の飛車先突破を銀上がり、金の移動、飛車の横効きでなんとか防ぐ。その後交換した銀・角を飛車先に打ちまくり、飛車を抑える。終盤嬉野流側の玉が三段目まで露出するが、角打ちの決め手が厳しく先手が優勢となる。
9.飛車先の歩を交換せず棒銀にくるパターンその3-2。対抗側の飛車先突破を一旦諦め、歩で拠点を作ってくる。6筋に位を取り、攻めの拠点とする。対抗側を歩切れに追い込み、龍と馬をつくる。終盤王手馬取りを決めつつ、2枚龍の厳しさから先手優勢となる。
■まとめ
今回は飛車先保留型で棒銀の攻めに対してどう対抗するかがポイントで、一手の価値が高い指し方を勉強してきました。
やはり強い方が受け方を試行錯誤されてきたのだなというのが伝わってきました。一目では指しなれないものもありましたが、何度も並べて理解できればライバルに差をつけれる指し方を身に付けれそうだなと感じました。
2017.4月第2週 2分割にする
先週までの習慣目標を振り返って見ると、たくさんの事をやってきたし目標に立てているなと感じました。
やった分だけ成長出来るだろうと思いますが、今週から少しテーマを変えることにしました。
まずは将棋をする、ということについて2分割します。
・勝つための勉強
・楽しむための勉強
自分の中でメリハリをつけてみようということです。例えば前回の記事では将棋世界を読むということについて触れましたが、これはどちらかというと、将棋の世界を知る→楽しむに分類されるのではないかと思いました。
しかし実際に対局をする際には使わない戦型、定跡がほとんどで即戦力という訳にはいきません。
以下に概略を書いてみました。
・勝つための勉強について
やる事を限定する!!
自分が使う戦型や弱点を補う勉強など今必要と思うものをターゲットにします。
それに加えて時間制限をつける。この日は30分、予定のない日は90分など。短期集中が狙い。塾でいう夏期講座のようなイメージをしてみました。
・楽しむための勉強について
勝つための勉強に対して、こちらはフリーです。塾の通常授業、大学の選択授業などのイメージです。なにかを目標としてではなく棋力向上を目的として。
例えばYouTube の実況動画を見る、他の方の研究手順を見る、パソコンソフトに棋譜や定跡を入力する、指定戦型以外の棋譜並べなど・・・
時間制限はかけず、やれる時又はやりたい時に好きなだけといった感じに。
ということで考え方を変えただけでやる事は変わりませんが、整理して勉強に取り組みたいと思います。
2017.4月第2週 目標
■勝つための勉強
・奇襲研究所〜嬉野流〜
・寄せの手筋200
一冊の定跡本と、一冊の終盤本。シンプルにシンプルに・・・
■楽しむための勉強
その他いろいろ。内容は決めないが、やったことはノートに記入する。
〜目標達成への予定(2017.4.10更新)〜
▪️2016.12
棋譜並べスタート
↓
▪️2017.3
詰将棋スタート3/9〜
→詰将棋週間終了
駒落ちスタート 3/27〜
嬉野流勉強スタート4/1〜
▪️2017.4
必至スタート4/10〜 new!
■2017.◯
対局100番勝負(予定)
↓
▪️2017.9
ネット将棋目標達成!
次の一手 (5) 答えあわせ
将棋世界の他の問題も説いている途中ですが、こういう一つ一つのコラムを考えて読んだらそれだけで強くなっちゃいそうだと思うのですが、行動が伴いません。
まあでも好きな記事から少しでもやることが大事なのかなと自己暗示。
再掲します!
前回も書いたのですが、テーマ図は
「デビュー6連勝、16歳の羽生四段が食らった大技」
でした。先手番が羽生四段(当時)、後手番は関六段です。
このタイトルを見て、逆算で派手な手なんだろうと思ってしまいました。笑
しかし、いつも通り形勢判断をしたいなと思います。
■手番
後手
■駒の損得
先手は桂を 、後手は銀で、後手駒得。しかしと金がある事を踏まえると、先手桂得くらいにはなると思う
■玉の堅さ
先手は玉の周りに金駒が2枚、後手は3枚(やや上ずっているが、玉頭が手厚い)
やや後手堅し
■駒の働き
先手の方が角が働いていること、また手番が先手ならと金で銀を取ることが出来る。後手は76に歩の拠点がある、玉頭が手厚いことが挙げられる。
■次の一手考察
玉形からやや後手良しかなと思います。
駒の働きから考えるとおそらく△64銀が主役。また先手の玉頭が狙い筋なので角を働かせる必要がある。なので角のラインから銀を退かしたい。
■次の一手予想
△55銀
以下▲同歩△86角でどうかなと。
もっと読みたいですが、何故か根拠のない自信があります。
■棋士の見解、解答
※詳しいものは将棋世界に記載されていますので、個人的な解釈を入れつつ簡単に紹介したいと思います。
・郷田九段
最初は△66歩。よく見ると△55銀。後手優勢。
・鈴木九段
第一感は△55銀。形勢は後手やや良し。最終的な読みでは△66歩。
・行方八段
55銀があるように見える。さすがに後手良し。
・木村八段
55銀ではないかな?後手良し。
・糸谷八段
55銀でしょう。後手良し。
・永瀬六段
55銀しか見えません。後手勝勢。
ということで実践も△55銀と進んだようです。
一番本線と考えられた筋は、以下▲同歩△86飛▲87歩△77歩成▲同金寄△46飛でした。
間接十字飛車ですね。ここまでは正直見えてなかったです。 綺麗な大技を勉強することができました。
この手筋は相振り飛車を勉強してた時に見たことがありました。また棋士の形勢判断も少しずつ違うことも面白かったです。
■まとめ
・と金を相手にしない
・十字飛車を狙う